豊平峡は、豊平川の治水である豊平峡ダムを中心に湖と緑が織りなす雄大な自然の景観美あふれる、札幌有数のレジャー・スポットです。特に紅葉の季節は美しく、林野庁の「水源の森100選」や「ダム湖100選」にも選定されました。
流域の都市、札幌市の由来は、豊平川がアイヌの人々に「乾いた大きな川」を意味する「サッポロ・ペツ」と呼ばれ、ここから「札幌」という地名となりました。札幌市の給水需要は豊平川によって98%もカバーされています。 |

豊平峡ダムは1967年(昭和42)着工、
1972年(昭和47)10月に多目的ダムとして完成しました。
1.水害から札幌市を守ります。 雨がふるとダム上流の川の水を一時的に止め、下流の豊平川へ流れる水を少なくします。
2.ダムの水を使って発電しています。
豊平峡ダムから、豊平峡発電所まで水を送り、二酸化炭素を使わない水力発電をしています。最大出力は5万kwです。
3.ダムの水は飲料水として使用されています。
春の雪どけの水や、秋の台風での雨水を貯水し、一年中、飲み水を絶やさないよう調節しています。
堤長305m堤高102.5m(ビルに例えると34階位)になります。

貯水量47,100,000立米(札幌ドーム31個分)です。

岩盤斜面に対する迂回路として、「カムイ・ニセイ橋」が平成20年4月登場!
カムイ・ニセイとは、アイヌ語で「神の・絶壁」という意味で豊平峡のことを言います。
橋の特徴は、魚の背びれ(フィンバック)の様な壁が両側についています。また、片側から張り出して、橋の 重さをダムで支えていません。そして、地震時にダムと橋がぶつからないような工夫がされています。この様な橋は、事例が少なくダム本体に橋梁を架設したのは全国で初となります。
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